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キッチンカーの融資を名古屋・愛知で受けるには?開業資金・必要書類・審査対策を解説

  • 8月13日
  • 読了時間: 8分

更新日:5 時間前

キッチンカー・移動販売の融資と必要書類を解説するイメージ

キッチンカーは、固定店舗より小さく始められるイメージがあります。しかし、車両の購入や改装、厨房設備、発電機、冷蔵設備、包材、仕入れ、出店料などを合計すると、まとまった開業資金が必要です。中古車を選んでも、修理や追加工事で予算が増えることがあります。


また、売上は出店場所、天候、曜日、イベントの有無に左右されます。融資を受けるには、車両価格だけでなく、どこで何を販売し、月に何日営業し、いくら残るのかまで説明できる事業計画が必要です。


この記事では、名古屋・愛知でキッチンカーや移動販売を始める方に向けて、必要資金の内訳、利用を検討できる融資、営業許可、審査対策、事業計画書の作り方を分かりやすく解説します。


キッチンカーの開業に必要な資金


車両の購入費と改装費


大きな割合を占めるのが、車両本体とキッチン部分の改装費です。販売するメニューによって、必要なシンク、給排水タンク、冷蔵庫、作業台、換気、電源などが変わります。安い車両を先に購入しても、保健所の基準に合わせるために改装費が増えれば、かえって総額が高くなることがあります。


車両を決める前に、販売メニューと調理工程を整理し、営業予定地域を管轄する保健所へ相談することが大切です。車両販売会社や改装業者からは、車両本体と設備の内訳が分かる見積書を取得してください。融資申込では、その見積書が設備資金の根拠になります。


調理機器・備品・出店準備費


発電機、ガス機器、冷蔵・冷凍庫、保温機器、レジ、キャッシュレス端末、看板、テント、テーブル、照明なども必要になります。開業前には、食品衛生責任者の準備、許可申請、保険、メニュー撮影、チラシやSNS用の素材づくりにも費用がかかります。小さな支出でも数が多いため、まとめて予算化しておきましょう。


仕入れと運転資金


食材や容器の仕入れ、燃料、駐車場代、車両保険、出店料、決済手数料、通信費、修理費などは営業を続けるための費用です。イベント出店では、売上が入る前に出店料や仕入れを支払うこともあります。営業開始後すぐに安定した出店先を確保できるとは限らないため、売上が少ない月でも事業を続けられる運転資金を準備します。


キッチンカーの資金計画では、車両を買えるかだけでなく、開業後に出店を続けられる現金が残るかを確認することが重要です。


利用を検討できる主な融資


日本政策金融公庫の創業融資


これからキッチンカーを開業する方や、開業後間もない方は、日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金を検討できます。車両や厨房設備などの設備資金に加え、仕入れ、出店料、広告費などの運転資金も対象になり得ます。融資限度額は7,200万円ですが、必要資金や自己資金、経験、返済能力に応じて審査されるため、希望額がそのまま認められるわけではありません。


事業用車両としての必要性、車両の所有者、見積内容、支払時期などを確認されます。融資決定前に車両代や改装費を支払うと対象外になる場合があるため、購入契約や手付金の支払い前に金融機関へ相談してください。


名古屋市の新事業創出資金


名古屋市内で創業する場合は、名古屋市の新事業創出資金も選択肢です。名古屋市信用保証協会の保証を付け、取扱金融機関から融資を受けます。日本政策金融公庫とは別の審査があり、信用保証料や保証人の取扱いも確認が必要です。車両の購入先、営業拠点、事業所の所在地によって相談先が変わることもあるため、早めに取扱金融機関へ確認しましょう。


補助金は入金時期に注意する


車両改装や販路開拓に使える補助金が募集されることもありますが、補助金は採択されればすぐ入金されるものではありません。多くは、対象経費を支払った後に実績報告を行い、審査を経て入金されます。採択前の契約や支払いが対象外になる制度もあるため、融資と同じ感覚で使わないようにしてください。


名古屋・愛知で確認したい営業許可


車両を購入する前に保健所へ相談する


キッチンカーで調理した食品を販売する場合は、営業内容に応じた食品営業許可が必要です。名古屋市は、工事や設備の準備前に設計図面などを持参して事前相談し、営業開始予定日の少なくとも20日前までに申請するよう案内しています。施設ごとに食品衛生責任者も必要です。


名古屋市外で営業する場合は、愛知県や各保健所の取扱いを確認します。許可の範囲、車両の保管場所、仕込みを行う施設、販売メニュー、給排水設備などによって必要な対応が変わります。インターネット上の一般例だけで車両仕様を決めず、実際に営業する地域へ確認してください。


販売メニューを先に絞る


メニューが多いほど、食材、設備、作業工程、在庫管理が複雑になります。融資審査でも、少人数で安全に提供できるか、ピーク時に何食販売できるか、廃棄がどの程度出るかが重要です。開業時は主力商品を絞り、販売実績を見ながら追加する方が計画を説明しやすくなります。


融資審査で見られやすいポイント


飲食・接客・移動販売の経験


過去の飲食店勤務、調理、原価管理、接客、イベント出店などの経験は、計画の実現性を示す材料です。未経験の場合は、研修、アルバイト、試験販売、食品衛生の学習など、開業までに何を準備したかを説明します。家族が手伝う場合も、誰が調理し、誰が運転や販売を担当するのかを明確にしてください。


出店先の確保と売上の根拠


キッチンカーは、車両が完成しても出店場所がなければ売上が立ちません。商業施設、オフィス、大学、住宅地、イベントなど、どこへ出店するのかを具体化します。出店交渉中であれば、運営会社とのメール、募集要項、候補先の一覧などを準備すると、計画の根拠になります。


売上は「1日の客数×平均単価×月の営業日数」で計算します。晴天日のイベント売上だけを基準にせず、平日、雨天、閑散期を分けて考えます。出店料、原価、決済手数料、交通費を差し引いた後に、いくら残るかを示すことが大切です。


自己資金と借入状況


自己資金は金額だけでなく、通帳の履歴から計画的に準備してきたことを確認されます。自動車ローン、カードローン、住宅ローンなどがある場合は、残高と毎月の返済額を整理します。開業後の返済負担が重くなりすぎないよう、車両価格や借入希望額を見直すことも必要です。


事業計画書の作り方


必要資金を設備資金と運転資金に分ける


設備資金には、車両、改装、調理機器、発電機、冷蔵設備、レジなどを計上します。運転資金には、食材、容器、出店料、駐車場代、広告費、燃料、保険、人件費などを入れます。見積書、契約案、料金表と金額を合わせ、どの費用を自己資金で払い、どの費用を融資で賄うのかを整理してください。


月別の収支を作る


営業日数、出店先、平均単価、販売数を月ごとに置き、売上を計算します。食材原価は売上に連動しますが、駐車場代や保険料などは売上が少なくても発生します。車検、タイヤ、機器故障などの不定期支出も見込み、融資返済後に手元資金が残るかを確認します。


悪天候や故障時の対応を決める


キッチンカーは、雨や猛暑、イベント中止、車両故障などの影響を受けます。屋内販売、テイクアウト予約、固定のランチ出店、複数の出店先、修理中の対応などを考えておくと、事業の弱点を補えます。金融機関には、順調な場合だけでなく、売上が下がったときにどうするかも説明しましょう。


申込前に準備したい書類


創業計画書、本人確認書類、経歴書、自己資金を確認できる通帳、車両・改装・設備の見積書、出店先の資料、販売メニューと価格表、許可に関する相談記録、既存借入の返済予定表などを準備します。法人で始める場合は、登記事項証明書や定款なども必要です。


資料をそろえたら、見積金額、借入希望額、自己資金、月別収支の数字が一致しているか確認してください。数字のずれは、計画が十分に整理されていない印象につながります。


キッチンカーの融資でよくある質問


中古のキッチンカーでも融資を受けられますか


中古車も対象になり得ますが、年式、走行距離、故障リスク、改装内容、耐用年数などを確認されます。購入価格だけでなく、修理や車検を含めた総額を見積もり、販売店の見積書や車両情報を準備してください。


許可を取る前でも融資を申し込めますか


開業前に申込むことはできますが、必要な許可を取得できる見込みを説明する必要があります。保健所へ事前相談し、車両仕様やメニューに問題がないか確認した記録があると、計画の実現性を示しやすくなります。


出店先が決まっていなくても大丈夫ですか


候補がまったくない状態では、売上の根拠が弱くなります。正式契約前でも、応募中の出店先、交渉相手、出店条件、周辺客数などを整理してください。まずは複数の候補へ連絡し、実際に出店できる可能性を確かめることが先です。


融資と補助金を一緒に使えますか


制度上は組み合わせられる場合がありますが、対象経費の重複や支払時期に注意が必要です。補助金の入金前に支払いが発生することもあるため、つなぎ資金を含めて金融機関へ相談してください。


まとめ


名古屋・愛知でキッチンカーの融資を受けるには、車両や設備の見積書だけでなく、販売メニュー、営業許可、出店先、月の営業日数、雨天時の売上まで具体化する必要があります。日本政策金融公庫や名古屋市の制度融資を検討し、融資決定前の契約・支払いに注意しながら準備を進めましょう。


免責事項


本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、融資の承認、融資額、金利、返済期間などを保証するものではありません。制度内容、申込条件、必要書類、営業許可の取扱いは変更される場合があります。実際に申し込む際は、日本政策金融公庫、金融機関、信用保証協会、保健所、愛知県・名古屋市などの公式情報を確認し、必要に応じて専門家へご相談ください。


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